ウェルスナビ

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)

2018年12月25日火曜日

暴落のその先

本日、日経平均株価が1,000円以上(▲5%以上)値下がりし、19,000台まで下落してしまいました。ニュースでは要因としてトランプ大統領の政権不安を挙げていますが、私は今始まったことではないのではないかと思っており、後付けの理由を並べている気がしてなりません。これと同様のことが証券会社で営業をしていたリーマンショック時にもあり、前から分かっていたはずニュースにも関わらず不安が不安を呼び、株価が下げ一辺倒になっていた時期を思い出します。結局その後世界の金融政策により株価は急速に戻っていきましたが、そのように株価は大きな波を繰り返すものなので今まで順調に上げていた相場の調整である向きも考えています。

格言「人のゆく裏に道あり花の山」

このような時期には損失を抱えてしまい、様子をみる投資家も多く出てくることから相場の調整は続くものです。しかし、賢明な投資家はこういう時を待って今まで抑えていた投資を逆に増やしてくるものです。結局相場の波を作るのは投資活動をする人であり、損失リスクを負って相場の下落局面で波に乗った人をその後に再び投資活動をする人が上昇させて助けるという構図になっているわけです。

時間を武器にする、メンターを作る

投資の世界には様々な人がいます。何十年の投資経験を有する人や始めたばかりの人、大きなお金を動かす人、趣味程度に楽しむ人、短期間の取引を繰り返す人、買ったら値上がりするまで待つ人。投資活動で成功するために重要なポイントは時間を武器にすることだと思います。これにはいろんな意味があるのですが、最も本質的な意味でいうとバリュー投資を身につけることだと思います。
しかし、言葉ではわかっていてもいざ今日のような大きな下げ局面を目の当たりにすると実際に行動に移すことは難しいものです。逆にせっかく波に乗ってもこれからさらに上昇するという前に我慢できず目の前の利益で確定してしまいさらに大きな利益を逃してしまうこともあります。そこで大事なのがメンタル状態を保つことを手伝ってくれるメンターの存在です。技術は本やネット記事でも勉強できますが、実際に行動に移すとメンタルの状態は大きく揺らいでしまい冷静な判断が難しくなることが多くあります。特に成功している人がメンターにいると迷っている心に道筋を示してくれるようになるため冷静な判断を促してくれます。
株式投資は個人戦のように思われますが、実はチームで臨むことが成功へのカギとなります。世界の偉大な投資家の裏には必ず偉大な師匠や優秀なパートナーの存在があるということを忘れてはいけません。
FPサンライズ

2018年12月7日金曜日

住宅購入の際、頭金は多い方がいい?

夢のマイホームを購入する際には大きな金額を動かすためローンを組むのが一般的です。新築物件にしても中古物件にしても相手がいるので全額ローンで購入することは難しい場合が多く、いくらかはまとまったお金が頭金として必要になることが多いです。その時、金利負担総額は頭金があるのとないのとでは大きく変わりますので貯蓄額がまとまってある場合、できる限り多めに頭金に回した方が良いと考える方もいると思います。しかし、実は一概に金利負担総額だけ見れば良いというわけではないのです。

住宅ローン控除について

当たり前のように源泉徴収される所得税から住宅ローンの残高に応じて最大40万(条件次第で50万円)が10年間にわたり戻ってくる住宅ローン減税という制度をご存知でしょうか。 今は金利水準も歴史的に低い水準で推移しているため、できる限りローン残高は残しておいて住宅ローン減税の恩恵を受けつつ10年後に繰り上げ返済をする方がメリットが 大きくなる場合もあるということも考慮する必要があります。また、その10年間は余裕資金として家計の予想外な変動にも備えることもできますし、運用して増やすこともできます。

10年間から13年間に延長されるかもしれない

2019年度税制改正大綱ではこの住宅ローン減税が10年間から3年延びて13年間にする案が示されたようです。消費税増税の負担を軽減する措置だそうですので、よく言われる賃貸が得か持家が得かという答えを見いだしづらい議論も少し持家の方が有利になる話題です。それでもどんな物件でも住宅ローン減税を受けられるわけではなく、物件によって減税額も変ってくるため所得税の納税額や適用金利次第では頭金を多く入れた方が良いということもあるため、信頼できるパートナーとよく相談することをおすすめいたします。 FPサンライズ