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2018年7月27日金曜日

古巣の上場から思うこと

こんにちは、FPサンライズです。
本日、直近までお世話になっていたプロレド・パートナーズが悲願だった上場を果たしました。社員がまだ20人にも満たなかった時期から一緒に仕事をしていたのですが、全国には421万社の企業があると言われている中で日本取引所グループで公表している上場企業数は4,000社にも達しておらず、そのうち新規上場を果たす企業数はといえば、2017年実績で96社であり、その上場会社の仲間入りするまでの過程を経験できたことは貴重な経験になったと考えております。今日の日は我がことのように嬉しく思っており、また同時に本日をお互いの新たなスタート地点として今後も共に成長し続けられるようになれたらいいなと気を引き締めなければならない思いを抱いております。

投資商品としてのIPO

一方で証券会社での経験から新規上場(IPO)というと多くの営業マンを抱える対面型大手証券会社にとってネット証券に比べて数少ない優位性を発揮できる金融商品の一つでした。格安になった株式の売買手数料に比べても高い手数料収入を得られるだけでなく、数十%以上の利益を投資家(富裕層)にもたらすことが期待できるため、度重なる運用提案で損失を与えているもしくは含み損を抱えている投資家(富裕層)に向けて汚名挽回で再び信頼を取り戻すことが期待できます。また、大口で運用資産を入金して取引の拡大が見込めそうな投資家(富裕層)がいればに営業上重要な戦略的金融商品でした。

もちろん、すべての新規公開株式が値上がりするとは限らず、営業マンもどの銘柄が値上がりするかは知らないのですが、間違いなく言えることは富裕層ではない人にはまずそのような株式が割り当てられることはないため、投資のチャンスまで閉ざされてしまっているということです。言い換えれば富裕層はさらに富めるチャンスが多くある一方で、そうではない人には気づくことさえできない中でどんどん格差が拡がる仕組みが存在しているということなのです。

知れば対策が打てる

ではどうすれば富裕層でない人でも平等に富裕層になれる道を拓くことができるのか。さすがにどんな投資家にも欲しいだけ新規公開株式を割り当てられるようにする方法はありませんが、私が思うことはまず自分と社会との格差に気づくことだと思います。気づくためにはある程度の知識や教養も必要になってくるため気づくまでにも努力が必要です。そして自分の身の回りにあることを立ち止まって考えてみるだけでも気づくことは多くあります。ソクラテスの有名な言葉で「無知の知」というのがありますが、気づかなければ何もできないためにまずは気づくことが大事だと思うのです。社会にはその気づくことを妨げるため思考能力まで止めてしまう仕組みが多く存在するからです。

長くなってしまったのでこれで終わりにしますが、今後のブログには私なりの視点で見た社会の仕組みをお伝えしていきたいと考えております。それにより少しでも読者の皆様にとって気づきの機会になれば大変うれしく思うからです。

FPサンライズ

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