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2019年4月22日月曜日

株式投資シミュレーション(2)

さて4月8日より始めた株式投資シミュレーションですが、早くもいいところがなく下がり続けています。
時価として954,000円で始めたのですが、現在882,000円(▲72,000円、▲7.5%)です。
デイトレーダーやスイングトレーダーのような短期投資家であれば、損切りを検討している状況だと思います。
この7.5%の損失を埋めるには72,000円の利益を得る必要があるのですが、
現在の882,000円から72,000円の利益を得るには8.2%資産を増やさなければなりません。
これが投資における数字のマジックなのですが、
損失を埋めるために必要な労力は損失を出した時よりも労力がかかるという現実があるのです。

メンタル面をコントロールすることの重要性


そのため利益を最大限にするよりも損失を最大限減らすという発想が必要となるわけです。
損切りは柔道における受け身、ボクシングのガードにあたるもので、
本来いくら上手くても勝ちに直結するものはなく、極端なことを言えば受け身やガードをしなくても
攻めるテクニックをひたすら鍛えて勝ち続けることができれば必要はありません。
しかし、実際には勝ち続ける人こそこの受け身やガードのレベルも高いのです。
それはなぜでしょうか。理由は受け身やガードに自信を持てれば相手の攻撃が恐くなくなるため、
自分の得意な攻め方ができるようなるからです。
つまり、けがや致命傷回避の本来の目的はもちろんですが、
メンタル面で攻撃を支えるという重要な役割も担っているのです。

損小利大という考え方


話を投資に戻すと、利益を出し続けることに越したことやありませんが、
現実的には損失と利益を繰り返すことが多くあります。
その場合、損失をなくすのではなく、最大限減らすという発想で、
最も勝てる可能性が高い戦略を立てることが重要であり、その手段が損切りなのです。
上手い損切りができれば残る元手からリカバリ―のチャンスをいくらでも狙うことができます。
それでは今回のシミュレーションでも損切りを検討すべきなのかどうかですが、
基本的には損切りをせずに株価を見守ることを考えております。
理由は前回挙げた事前に定めたルールにあるようにエントリーした時点で
大きな値下がりリスクが少ないと考えるバリュー投資のスタンスを持ち続け、
長期的な観点での投資に徹する考えだからです。とはいえ、
長く882,000円の資産を寝かし続ける可能性があるため
資本効率の面から考えると今の状況は時間を浪費してしまう可能性があります。
そこで5月10日に迫る決算発表をきっかけに反転する期待を抱きながら見守りたいと思います。

FPサンライズ

※これは資産形成における心情的な壁や障害を説明するためのシミュレーションであり、
このシミュレーションで用いる銘柄や金額等の投資を方法を推奨するものではありません。
投資行動はあくまで自己責任においてお願いいたします。

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