ウェルスナビ

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)

2019年4月10日水曜日

医療保険やがん保険をお考えの方

掛けた保険料が戻ってくるいわゆる貯蓄型の医療保険、がん保険があります。
もしもの時の医療保障は必要だけど掛け捨ては使わなければ損した気持ちになる方には魅力的になる保険です。
一言で同じ保障内容なら掛け捨てと貯蓄型どっちがいい?と聞かれたら貯蓄型を選ぶ方が多いと思います。
しかし、FPとしてはそんなに単純に決めてはいけないとお伝えいたします。
まずそれぞれの特徴を列挙しますので参考にしていただきたいと思います。

掛け捨て


・保険料が貯蓄型に比べて安い
・解約返戻金がない
・保障内容がいい保険があれば乗り換えしやすい

貯蓄型


・保険料が掛け捨てに比べて高い
・解約返戻金や健康祝い(還付)金の形で払った保険料が一部または全部(保険を使わなかった場合)戻ってくる
・健康祝い金で戻る保険料は主契約のみ(特約部分の保険料は戻らない)
・解約の場合、払い込んだ金額と比べると戻る金額は低い
・払い済み保険にして保険料の支払いを止めるけど、保障内容を変更して保障を継続できる

貯蓄型は保険機能をつけた金融商品である


戻ってくるお金があるのは嬉しいかもしれませんが、
もし解約する場合はそもそも払った金額までは戻らないということを認識しておきたいところです。
そして健康祝い(還付)金という形で戻るということも受け取るまで掛け捨ての保険料に上乗せして支払っているということも大事なところです。
その分は自分への投資や家族サービスにも使用できず、可処分所得が減ることにつながるわけです。
しかも戻るお金は支払った保険料の一部または全部を時間の経過により受け取れますが、
裏を返すと時間をかけたわりには利益は一切ありませんし、特約部分は戻りませんのでそこは掛け捨てと同じです。

時間が経過する中で物価上昇が進んでいた場合は実質的にお金の価値が目減りしているので
気づかずに損失を受ける可能性があることを認識しておかなければなりません。

それでもお金があると使ってしまうという方は半強制的に保険という形で
確保する仕組みがある方が貯蓄できるという方もいると思いますので、
大事なのはうまい言葉で得する気分になって単純に決めないで、
様々なアドバイスや意見を参考にすべきということです。

FPサンライズ

0 件のコメント:

コメントを投稿